<Lamborghini> FF11(Sirenサーバ)で遊んでいるプレイ日記をだらだらと。普通の日記や気になるニュースの話題なども書いていきます。
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2008年10月21日 (火) 23:31| 編集 |
大阪府が北巣本保育園http://www2.kickoff.or.jp/~kick-off/wellcome/index.html)の畑を行政代執行し作物を取り去った件は、一般マスコミのみを情報源としている人とネット情報を得ている人とで、理解度に大きな差ができるということを実証したのではないだろうか。

事件から一週間近くたち、ほとんどの人はすでに多くの情報を得て、冷静な判断が下せるようになっていると思う。
この時点でもう一度、この事件の背後関係を振り返ってみたい。

今回報道されたニュースはこれらのリンクを参照されたい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081016/lcl0810161139000-n1.htm
http://www.asahi.com/special/08002/OSK200810160061.html
まず前提として理解しておかねばならないのは、土地の買取に関する任意交渉は平成15年から行われていたにもかかわらず、保育園理事の松本氏がこれを一貫して拒否していたという点。
そのため行政側は平成19年2月27日に大阪府収用委員会へ裁決申請を行い、平成20年3月11日に土地収用法に基づく収用裁決がなされた。
しかし補償金の受領を拒まれたため、行政側は補償金を同年3月に供託し、4月に当該地の所有権を取得。これにより 土地の所有権は松本氏から西日本高速道路株式会社に移った
土地の明け渡し期限は4月10日と定められたが、保育園理事の松本氏はこれに応じず、行政側の交渉にも応じなかったため、今回の行政代執行が行われた。

詳しい時系列を、大阪府の報道発表資料より転載。
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/20156.html

相手方との事実経緯
  H15~    起業者による相手方との任意交渉
  H19.2.27   起業者による収用裁決申請・明渡裁決の申立て
  H20.3.11  大阪府収用委員会による収用裁決
  H20.3.27  収用裁決に基づく起業者による補償金供託
  H20.4.10  収用裁決に基づく権利取得(西日本高速道路株式会社に土地所有権移転)
  H20.4.10  収用裁決に基づく明渡し期限
  H20.4.10  相手方から大阪地方裁判所へ執行停止申立
  H20.5.12  起業者から代執行庁(知事)に対し代執行請求書の提出
  H20.5~8  代執行庁(知事)から相手方に対して任意の明渡し勧告
  H20.8.29  代執行庁(知事)から相手方に対して行政代執行法に基づく戒告(明渡し期限9.17)
  H20.10.1  相手方による執行停止申立に対し大阪地方裁判所却下決定
  H20.10.2  相手方から大阪高等裁判所へ執行停止申立却下決定に対する即時抗告
  H20.10.6  代執行庁(知事)から相手方に対して行政代執行法に基づく代執行令書の交付
  H20.10.16  行政代執行実施予定

以上が行政代執行が行われるまでの背景。
ニュースなどでは「代執行の通知が来たのは10日前」と言っているが、それ以前から33回もの交渉が行われていたわけだ。
今回の執行が「突然」などではないことがわかると思う。



さらに上記からわかるのは、保育園が作物を育てていた土地はすでに松本氏のものではなく、半年以上にわたって不法に占拠していたにすぎないということだ。
もともとこの土地は松本氏が父親から相続したものだが、20年間農地として使用すれば相続税が免除されるという特例から、保育園の農地としていた。
しかし今回の収用により、松本氏には相続税2,300万円の支払い義務が生じた。
この支払いに関しては、何らかの救済措置が行われても良いと個人的には思うが、情報が少ないためここでは言及しない。

なおこの2,300万円という金額は、『鮮烈左翼』を自称し松本氏を全力でバックアップしている門真市議会議員、戸田ひさよし氏が公開している情報なので、信頼に足るものと思われる。
http://www.asyura2.com/08/senkyo52/msg/126.html

戸田氏の公式サイトは↓こちら。
http://www.hige-toda.com/
バリバリのアッチ系サイトなので注意。



また保育園側の「2週間待って欲しい」という言葉を受け、執行を少し遅らせてもよかったのではないか、という意見もある。
しかしこれは以下の理由から反対できる。

1.保育園の言う2週間後とは、高裁への執行停止の申し立ての判断が下される日似合わせたスケジュールである。もし保育園の意見が地裁と同様に却下されれば、次は舞台を最高裁に移すだろう。そうしたら着工時期がいつになるか本当にわからなくなる。

2.保育園側はサツマイモの育成具合を理由に2週間という期間を提示したが、ニュース番組などで放映されたサツマイモは充分な大きさだった。むしろ11月では収穫時期としては遅すぎる。
また、保育園はこの前日15日に、執行予定の畑で野菜の収穫をしている
http://sankei.jp.msn.com/life/education/081016/edc0810160052000-n1.htm
本当に芋掘りをさせてあげたかったのならば、この時に充分できたはずだ。

3.このサツマイモが植えられたのは5月、つまり土地の明け渡し期限が過ぎた後である。これは半年以上も他人の土地を無断で利用していたということになる。そのような人間が2週間待てば土地を明け渡すとは思えない。

4.高裁の判断を待つべしという意見もあるが、そもそも「執行不停止の原則」により、処分の取消しの訴えの提起は、処分の効力、処分の執行又は手続の続行を妨げないとされている。
http://ja.wikisource.org/wiki/%E8%A1%8C%E6%94%BF%E4%B8%8D%E6%9C%8D%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E6%B3%95#34

代執行が行われた時、テレビ朝日「スーパーモーニング」では、「お芋を掘るならせめて子供に掘らせてあげてください」と言った保護者がいた。
しかしフジテレビ「得だね」の笠井レポーターによれば、保育園の弁護士から「今からでもお芋を掘らせて欲しい」という申し立てがあったので、大阪府側は70名近い要員をいったん引き返させたが、保育園側は芋掘りをしなかったという。

これらを見れば、芋掘りというのは単なる執行の引き伸ばし策に過ぎず、本来の目的は別のところにあるというのがわかるだろう。



この松本氏や道路建設に反対する保護者らの抗議方法は、ちょっとカンのいい人なら気付くと思うが、プロ市民の手段そのものだ。
それもそのはず、この松本氏は「かどま9条の会」という団体の呼びかけ人だ。
http://www.kadoma-shisyokurou.org/kenpou/kadoma9-yobikake.memberhtml.html

それに加え、この運動は上記の『鮮烈左翼』戸田議員が全面的にバックアップしている。
また保育園の保護者の中にも、道路建設反対運動に参加しているものもいる。

園の主張のために子供達を利用したのでは? という批判に対し、松本氏は「園が子供を動員したという事実はない」と答えている。
http://www.asahi.com/politics/update/1017/OSK200810170027.html

しかし、上記の戸田議員が自身のサイトの掲示板で抵抗運動の動員を行っている。
http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=4000;id=

市議会議員という立場の人間が同志を動員し、それに保護者が応ずるのなら、必然的にその子供達も「利用」されるのは想像に難くない。

また「祖母に連れられて通園途中に畑に立ち寄った園児が1人いたが、5分ほどいただけで祖母がすぐに保育園に送った」というが、当日の様子を放映したニュースでは、少なくとも5人の子供の姿が確認できる。
http://www.fnn-news.com/news/video/wmv_300.html?file=sp2008101608_hd_300

この辺からも、子供を利用したという批判をかわすために松本氏が嘘を重ねているのがわかる。



道路の用地として、まだ7件、3千平方メートルの未買収地が残っているのだから、そちらも執行を行わないと不公平ではないか、という反論もある。
工事には順序や優先地があるのだから、別に全部の土地を一度に代執行する必要などあるはずもないのだが。

ぼやきくっくりさんのブログhttp://www2.kickoff.or.jp/~kick-off/wellcome/index.html)に、現地の周囲がどうなっているのかを紹介した番組の映像があった。
これを見ると、問題の畑の周囲は工事がどんどん進み、まさに残るはここだけ、という状況になっているのがわかる。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/img/img2656_081017-0enji.jpg

このような場所への対応を最優先するのは当然ではないだろうか。



道路反対運動、相続税など…このように、事情をつぶさに見ていくと、保育園側の狙いが見えてくるのではないだろうか。しかしテレビのニュースなどしか見ていない人には、このような背後関係を知ることはできないだろう。

ネット環境が広がり、情報は「マスコミが広めるもの」から「自分で取捨選択し見つけ出すもの」へと変わっている。
今回の件は、以前から言われている「マスコミは信頼できない」という考えをさらに加速させ、物事の判断を自分自身ですることの重要性を再認識させることになった。
情報を知っているかどうかより、その質を見極める目を養うことが先決だろう。

…むしろ、今までこのようなイメージ操作がまかり通っていたということのほうが恐怖だが…。
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テーマ:偏った報道
ジャンル:ニュース
コメント
この記事へのコメント
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このコメントは管理者の承認待ちです
2013/06/03(Mon) 22:46 |   |  [ 編集]
>zzzさん

コメントありがとうございます。
今回の事件、この日記でも書ききれなかった点がたくさんあります。
さまざまな情報を照らし合わせて、偏向報道に惑わされないようにお互い気をつけましょう。
2008/10/28(Tue) 18:06 | URL  | なるさす [ 編集]
事件の背景が解りやすく、よく纏まっていると思います。
「知事が子供を泣かした」では非常に浅薄な理解である事がはっきりしました。
2008/10/24(Fri) 12:36 | URL  | zzz [ 編集]
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